耐火構造住宅を低予算で。耐火木造工法が願いを実現してくれました。
[足立区/I様邸]
■敷地面積:200.00m²(60.50坪)
■延床面積:221.40m²(66.97坪)

転勤の多いI様ご一家。いちばん上のお子様の大学進学を控え、拠点となるマイホームを建てることを検討、ご主人の実家を二世帯住宅に建て替えることになりました。設計士である奥様のお兄様にまずは相談。基本となる間取り設計をほぼ完成させてから住宅メーカー選びを始めました。家を建てる場所がちょうど足立区の「都市防災不燃化促進事業」の対象区域だったため、助成制度を利用して耐火建築物を建てることに。鉄筋やRC造よりも低コストな耐火木造という工法があることを知り、予算内で希望通りの二世帯住宅を建てることができました。
この場所はご主人の生まれ育った場所だそうですね。
ご主人:はい。もともとここには古い家が建っていて、私の母と弟が暮らしていました。マイホームづくりを考えたときに、都心に近い便利な場所にせっかく土地があるのだから、ここにみんなで住める家を建てようと考えたわけです。プランとしては、1階に母と弟、2階にわれわれ家族5人が住む、二世帯住宅にしたいと思いました。ただ、家をつくるという作業は初めてのことで、何から始めればいいのかもまったく検討がつきませんでした。たまたま家内の兄が設計士だったので、まずは相談しようと、それが昨年(2010年)の初め頃のことです。
どのような家を希望していましたか?
ご主人:玄関や水回りがそれぞれ付いた完全二世帯住宅にしたいということ、リビングダイニング、子どもたちそれぞれの部屋、夫婦の寝室が最低限必要で、子どもたちが部屋にこもりきりにならないようにリビングを通過してそれぞれの部屋に入るような、そんな配慮が欲しいということ、基本的にはそのようなところです。家内からはキッチンは対面式にしてほしい、私からは風呂とトイレは広めにしたい、できれば屋上を付けたい、という希望でした。とにかくそれだけを伝えて、間取りの案を出してほしいとお願いしたところ、土地の形と検討して最初の図面が完成したんです。1階が母と弟の世帯、2階にわれわれ家族の世帯が入る図面でした。1階は神棚を付けたり、キッチンは朝日が入る明るい部屋にしたり、母の要望を聴き取って、それを間取りに反映させてくれました。2階は広いLDKがあって、子どもはそこを通ってそれぞれの部屋に入るような仕組みになっていて、まさに希望通りでした。その後、施行の際に細かい部分の必要な変更は多少しましたが、間取りに関しては大きくは変えていません。

ご主人の希望はお風呂を広くと屋上が欲しいということでしたが、
これはどうして?

ご主人:今まで転勤のたびに引っ越しをして賃貸住宅に住んできましたが、どこも風呂やトイレが狭くてそれが不満だったんです。できれば足腰を曲げずに寝そべるくらいに体を伸ばして入りたかったので、お風呂の広さだけは譲れないと思っていました。
それから屋上ですが、これは会社の同僚や知人に話をすると賛否両論ありました。うちのすぐ手前には荒川が流れていて、夏には毎年花火大会が開かれるんです。その花火を至近距離から眺めたい、というのがそもそもの発端なのですが、友人からは「花火大会は年に一度きり。その日に残業がないとも限らないし、そのためだけに高いコストをかけるのは無駄では?」といわれました。「その日だけホテルの高層階に泊まれば?」とも。でも、ホテルで見るのと、マイホームの屋上で見るのとではくつろぎ感が違いますよね。クレバリーさんに相談したところ、確かに多少のコスト高にはなるが、びっくりするほどの違いではないとのことだったので、自分の希望を通すことにしました。せっかくこの場所に家があるのだから、楽しみたいじゃないですか。今年の花火大会の日は、ぜったいに残業せずに早く帰るようにしたいと思います。
奥様:今はまだ住み始めて2カ月足らずなので、屋上で何かをしたりはしていませんが、大きな洗濯物を干すときや、子どもの洗濯物が大量のときなどは、物干し場として重宝しています。通常、洗濯物は2階のベランダに干していますが、布団やシーツは3階の屋上の手すりに干すんです。いっぱい干せますから。
ご主人:あとは、小学生の息子が野球をやっているので、ときどき素振りの練習をしているみたいです。私自身は仕事が忙しくてまだあまり使っていませんが、予想以上に広い屋上が出来上がったので、これからはバーベキューをしたりと、いろいろと使ってみたいと思っています。
そうですか。ところでクレバリーホームに依頼すると決めたのは、
どのタイミングでしたか?
ご主人:設計図がほぼ出来上がってから、そろそろお願いする工務店を探さなければということになりました。足立区の都市防災不燃化促進事業の対象区域だったので、助成金が受けられるというメリットもあり耐火建築物にしたいと考えていましたので、設計段階では鉄骨造の予定でした。義兄の知り合いの工務店も紹介してもらったのですが、二世帯で床面積が広かったこともあり、鉄骨造にすると、かなり予算オーバーになることが判明して・・・。何とか予算以内に収められないかと、インターネットを使って自分でもハウスメーカー探しを始めました。
いろいろと探しているうちに、あるサイトで複数の工務店を紹介してくれるサービスを見つけて、個別相談会に行ってみることにしたんです。図面を持参して、これで家を建てたいという話をしたところ、結果的にクレバリーさんを含めて3社をご紹介いただきました。義兄と一緒に、その3社の営業の方と話をして、こちらの要望や予算を伝えて見積もりを出してもらったのですが、総合的に判断してクレバリーさんにお願いすることに決めました。
クレバリーホームに決めた理由は?

ご主人:最終的に決め手となったのは、やはり見積もりの金額ですね。クレバリーさんがいちばん予算に近かった。そのポイントは「耐火木造」という工法でした。他の2社は鉄骨造の見積もりで、どうしても高くなってしまうのですが、クレバリーさんからは耐火木造という工法があり、そちらのほうがコストを抑えられるとご提案をいただきました。
クレバリーホーム:耐火木造に関しては、ここ5年くらいで施工できるハウスメーカーも増えてきましたが、国土交通大臣の認定を受ける必要があり、まだすべてのハウスメーカーで可能な工法ではありません。従来なら耐火といえば鉄骨造やRC造しかなく、木造と比べるとかなりコストが掛かるというのが現実でした。しかし耐火木造にすると、基本は木造ですので鉄骨造よりはコストが抑えられるのです。見た目は普通の木造と同じ仕上がりです。壁の中に耐火構造を施すので、壁が多少分厚くなるという程度です。
ご主人:私も最初は耐火木造という工法を知りませんでしたが、これなら希望通りの耐火建築物で、予算にも収まるということで、これに決めました。もちろん普通の木造よりは費用がかかりますが、区から助成金が出ますので、それでまかなえる範囲でした。
すでに設計図は出来上がっていたということですが、
その後はどのように進みましたか?
ご主人:まず、元の設計図が鉄骨造のものだったので、義兄からクレバリーさんに引き継いでもらって、クレバリーさんで耐火木造の設計図に引き直してもらいました。それから、細かいところの変更をしていきました。やはり最初の設計段階では理想を追求して十分な設備を付けることになりますよね。実際には予算あってのことですので、不要な物や割高な物はないかなど、細かい部分を詰めていく作業をクレバリーさんと一緒に検討していきました。
例えば、外観の上部中央、室内側は吹き抜けになっているリビングの壁の上部に当たるのですが、そこにアクセントとなる丸窓が付いていました。丸窓は普通の四角い窓と違って、けっこう値が張るんですよね。外観上の見栄えと、リビングの明かり取りの役目も果たす窓ではありますが、コストと機能を天秤に掛けて付けないことにしました。他にもリビングに3つ付いていた窓を2つにしたり。
その頃、自宅は新潟にあったのですが、子どもの学校のこともあり私だけが単身赴任の状態で東京にいたので、打ち合わせは主に私が担当し、週末など新潟に帰ったときに住宅展示場やショールームを家族で一緒に回って、細かい部分を決めていきました。
最初は家づくりがまったくわからずに手探り状態だったと思いますが、
実際に経験してみて、いちばんのポイントはどこでしたか?
ご主人:当然のことながら、最初は紙の上での話になります。図面上にある間取りを見ながら、いろいろと決めていかなければならない。実際に出来上がったらどういうふうになるのか、なかなか想像がつかないんですよ。うちの場合も、出来上がってみて初めて、こんなに天井が高かったのか、リビングは思ったよりも広いな、というようなことがわかりました。例えば、リビングにはシーリングファンを付けたのですが、家が完成してみたらリビングの広さに対してシーリングファンが小さすぎたんですよね(笑)。出来上がってみなければわからないということはどうしてもあるとは思いますが、建てた後に「失敗した」と思うことがなるべく少なくなるように、できる限り出来上がりに近い状態を見に行った方がいいと思います。例えば、他のメーカーさんのものも含めて住宅展示場をなるべくたくさん見るとか、キッチンや風呂、トイレなどのショールームに行ってみるとか。
うちも、かなりショールームに通って検討を重ねましたが、それでも完璧ではありません。失敗はするんですよ。ショールームは広々としていて照明もかなり明るいので、このキッチンのブルーですが、ショールームで見たときはもっと明るく見えたのですが、こうして家の中で見るとそれよりはやはり暗くなってしまう。もう少し明るめを選んだ方がよかったかもしれない、と思っています。
奥様:プロの意見をたくさん聞いた方がいいと思います。キッチンは対面式を希望していて、広々とした空間にしたかったので吊り戸棚は付けないようにお願いしました。これは私の希望通りで、そのとおりにしてよかったと思ったところです。ガスレンジは油ハネが心配だったので、リビングとの境に仕切りがほしいとお願いしたのですが、選んだメーカーさんの商品にはそういう仕様のものがなくて・・・。最近は換気扇がよくなっているので、油ハネは気にならないと思いますよと言われて、仕切りのないタイプにしましたが、実際使い始めてみても油ハネは気になりません。広々としているという意味では、これでよかったのかなと思っています。

ご主人:私の中でいちばん重要なポイントだったお風呂に関しても、もちろんショールームに足を運んで、実際にバスタブの中に入ってみたりしました。欲をいえば、もっと大きいバスタブがほしかったのですが、これ以上は特注になってしまうと言われたので(笑)、既製の商品のなかでいちばん大きいタイプを選びました。今まで賃貸で住んでいたどの風呂よりも大きくゆったりしていて、満足しています。
実際に家が完成して暮らしてみて、住み心地はいかがですか?
ご主人:この広々としたリビングに満足しています。それからリビングの真上が屋上なので、こちらも予想以上に広々としていました。今後、有効に活用したいと思っています。
奥様:まだ2カ月足らずで、荷物が片付いていなかったり、キッチンの収納など、使いこなせていないところもいっぱいあるのですが、必要十分な設備が揃っているので、今後うまく使いこなしていきたいと思います。
Iさん一家の家作り、担当者から見ていかがでしたか?
クレバリーホーム:設計図がすでにあって、途中から引き継ぐというケースは、そう多くはないのですが、設計士であるお義兄様も、I様も、施工上の変更のお願いなどにも柔軟に対応してくださったので、とてもスムーズに進めることができました。
今回のような木造耐火構造の住宅というのは、まだご存じではない方も多いのですが、鉄骨やRC造よりも低予算で耐火建築物が建てられる非常にメリットの多い工法ですので、ぜひ多くの方に検討していただきたいと思っています。
完成後、I様の計らいで竣工パーティーを開催していただきました。

ご家族、ご親類の方をお招きして盛大なものでした。
場所は、I様のお母様が経営する、居酒屋「夢」。
料理もお酒も最高でした。
東武伊勢崎線『五反野』駅徒歩5分です。






